”人の悪を攻むるは、太(はなは)だ厳なること毌(な)かれ”今の時代、ちょっとしたことでパワハラ・モラハラ・セクハラとコンプライアンスの実情から注意する言葉や物言いを考えなければならない。私もどちらかというと前時代的な人間でついついキツイ言葉で指示をしているかもしれない。反省はしているが、それが前時代の人間の宿命だ。人の欠点を批判するときには、あまり厳しすぎない方が良い。その人が、その批判を受け入れられるかどうか、を考えることだ大切だとこの言葉は教えている。
他人を批判したり、忠告を与えたりするのは難しい。言い方が厳しすぎて、反発を覚えるようでは逆効果になる。そうかといって、奥歯にものの挟まったような言い方では意味がない。相手が批判や忠告を受け入れられる程度を考えて、その範囲内で直接に忠告することがもっともなことではあるが、そのバランスが本当に難しい。