84年前の今日未明、旧日本海軍が米ハワイの真珠湾を歴史上はじめて、6隻の空母機動艦隊(赤城、加賀、蒼龍、飛竜、瑞鶴、翔鶴)の艦載機による奇襲を行った日である。これまでの海戦は、大鑑巨砲主義(いかに大きな主砲を造るかを競っていた時代であり、その代表的なものが戦艦大和である)と言われ、戦艦つまり軍艦の主砲によって行われる合戦と決まっていた。その海戦を根底から変えたのがこの真珠湾の戦いであった。
今、中国機が航空自衛隊機に2回にわたってレーダーを照射したとして日中間で大きな問題になっている。このミサイル発射に向けてのレーダー照射した機も空母からの艦載機である。(この事件に関しては、大変危険で腹立たしい)
海戦の主役が戦艦から航空母艦の艦載機へと変わったのがあの太平洋戦争である。その当時から空母機動部隊を保有しているのは、大なり小なりアメリカとイギリスだけである。それだけ機動部隊を維持するうえでの経済負担は、大きということである。
近年、経済力をバックに中国が3隻の空母を竣工させ、海洋国家としての立場を高めようとして軍艦を増強させている。日本とっては、非常に脅威であることには間違いない。そうしたことも踏まえて偶発的な衝突が起きないよう、主張すべきことは主張し、しっかりした意思疎通を図ってもらいたいものだ。




