今日も雪が降ったりと、2月と3月が逆転したような天候が続いている。私の住まいは、仙台市の中心部の一番町と国分町の境界にある。隣に肴町公園というコンクリートに覆われていない小さい公園ではあるが、自然を感じさせてくれる。
春には、桜がピンク色に染めた花吹雪、5月には新緑が一斉に芽を吹き、枯れ木だった木々が生き返ったような様を見せてくれる。初夏には、地面からセミの幼虫が這い出し、孵化する様子なども見せてくれる。秋には紅葉、真っ赤な紅葉や黄色いイチョウの葉など、初冬には枯れ葉の絨毯で敷き詰められ、近くの保育所の子供たちが枯れ葉をかき分けるようにかけっこをしている。
仙台のど真ん中はあるが、ここには四季折々の自然環境がある。全て近代化や効率化が進む社会でここだけは別空間だ。この公園も新に造り直すような話もあるが、断固この公園はそう言った考えでの手を加えることには、反対をしていきたいと思っている。この場所でミンミンゼミの声が聞かれて四季を感じられることは素晴らしいことだと思っている。