今日で新港グループも御用納めである。現場は1月1日の元日まで動いているが区切りとして今年一年間の慰労を申し上げた。今年は「みずのと卯」である来年は「甲の辰年」である。コロナが明け成長の芽が本格的に成長する年と言われる。我社もそれにあやかれる年になることを気持ちを一つにして頑張ろう。とも仕上げた。
社員が帰った会社で、ふと『霜じん 明朝 また一年』という詩を思い出した。訳は、大みそかの今夜、はるか遠くの故郷をしのびつつ、この白髪頭は、明日の朝にはまた一つ年をとる。この詩の中に旅館の寒灯 独り眠らず/客心 何事ぞ転凄然/故郷 今夜、千里に思うと読む。任侠と放浪の生活を送り、流浪の詩人といわれた中国の高適(こうせき)が旅先で除夜の鐘を聞きつつ作った詩である。 人のいなくなった会社に一人立つとそんな叙情にかられてしまった。
年末とは、新年を迎えるための忙しさも加わるが何となくさみしさも感じてしまうのは私だけだろうか。こと一年大変お世話になりました、良いお年を迎えてください。