東京にて顧客先の方と打ち合わせをしていたら、「菊地さんと話をしていると何かこう熱くくなるものを感じるんだよね」とお褒めの言葉を戴いた。「菊地さんこういう時代だから政治家にでもなったら、僕応援するよ」いやいや、その器ではありませんよと申し上げた。
私の過去を知らない方なので余計なことは言わずに御礼だけ申し上げた。まだ端々にそういった感じを与えてしまうのかなと後からあれこれと考えて反省したが、混とんとしたというよりは、大変な状況が続いている今の時代、40年近く政治の場にいたものとしては関心がないわけではない。(政治の場に戻るということではなくそれこそただ単に)。
初めて選挙に出馬するにあたり、連合後援会の清野会長より『先憂後楽』という言葉を戴いた。”天下の憂いに先立ちて憂え、天下の楽しみに遅れて楽しむ”という為政者への教訓てして唱えられた中国の岳陽楼記に出てくる言葉である。東京ドームの後楽園の名の由来はここからきている。
この精神が今最も必要だと感じるのは私だけだろうか。しみじみとあの若い時代を思い返していた。