広告代理店大手の役員と話をする機会があった。弊社は大型クレーンを扱うどちらかというとデジタル化とは直接的な関連が薄い業種である。昔でいう重厚長大型企業と言うことになろう。社会全体のデジタル化が進んだ現在に、過去の常識をそのまま持ち込むくらい危険で発展性がないことは言うまでもない。というのである。
例えば、テレビでスポットCMを流しても、昔ほど若い世代には刺さらないし、情報も伝わらない。なぜなら、若い世代はもうテレビを見ていないからである。なるほど・・・・・・・・・と納得。「たぶん、社長だって、若者のテレビ離れが起こっているということは、知識として知ってますよね]
しかし一方で、自分は相変わらず朝のNHKニュース、夜は民放の報道番組を見て、それで社会の動きを知るということは続けていますよね」「はい………そうですね」「だから、若者がテレビを見なくなったという現実が、肌で感じられないのです。
普段からLANEで連絡を取り合ったり、ツイッターやフェイスブック、YouTubeと無縁の生活をしてるとSNSでお客さまにアプローチをするといった手法は、絶対に思いつかないのです。
今こそデジタル技術を、ブランディングをはじめとした色々な分野で効果的に活用していくことが大事である。そのためには私自身が変わらなければ、真のデジタル化は難しい。自分に言い聞かせねば。