『データ活用は、人手不足の中でこそ、効率的な経営を行うために強力な指針となる」とこう言われる。しかし、現状からすると私たち中小企業にとっては、データを活用してとなると、なかなかどこから手を付けていいのか解らないのが常である。データの収集・分析・時間的余裕が無いなど。また、データはとってから活用を考えるといった具合だ。
データを経営に生かす目的は、私は大きく二つあると思っている。一つは『戦略的に誤りがないか』を確かめるため。もう一つは『取引先や環境・時代の変化を捉えて、戦術(やり方)を素早く修正していくため』の材料とすることである。
誰に・何を・どのように理解していただくかといった戦略は、自分自身の頭で考えてはいるものの・・・・・・・・・。しかし、大切なものは、戦略を進めるうえでこの仮説が正しのか?この方向でいいのか?といった判断を感覚的にするのではなく、ある程度数字的にも理論武装していかなければならないと考えている。
長年の経験に裏打ちされた『勘』も大事ではあるが、それがずれてしまえば取り返しのつかない方向に導いてしまうこともある。
だからこそ戦略に沿った、あるいはずれていないかを数字で確認できるようなデータ分析ができるような環境を考えている。




